高野聖は夢に潜ることができる。

ある日、『夢に入ってもらえませんか?』と清宮穂香に頼まれた高野は、森本イズミの悪夢の中に潜り込む。
そこは学校だった。体育館だった。
森本イズミを探そうとした高野の耳に、悲鳴が聞こえてきた。

これはホラー小説である。
毎日見るという悪夢を舞台にした、ミステリーホラー、またはパニックホラー。
背筋をぞくりとさせる描写は圧巻の一言。
ぜひ、一読を。