★★気になる想力体がいたら即検索! はい復唱!

 まずは忠告しておく。プロローグと001と002を読んだくらいで離脱してはいけない。少なくとも003まで読むべきだ。できれば004まで。大事なことだからもう一度……はくどいからやめておこう。
 最初はJK三人がきゃあきゃあ言ってるだけだ。「高校生兼声優とはさすがヒロインは違うわ。はっ」と鼻で笑いたくなるかもしれない。僕自身小学生あたりを対象にしたマンガの原作にした方がいいんじゃないかと思ったことを白状しよう。だけどその後から面白くなるのだ。むしろ最初の部分は必要だったのかと疑問に思うくらいに。
 想力という異能を使うアクションは見ものだし、主人公が天才声優だということも活かされている。これは間違いなくライトノベルだ。さすが新人賞の三次選考まで行っただけのことはある。
 続きも書ける終わり方であるから続編を期待してしまう。でも全然違う作品も読んでみたいような気もする。作者の今後に注目したい。

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