クルマのこえを聞け。

石田昌行の書く車は、ひとと同様に生きているクルマである。
ひとと共に生きるクルマだからこそ、その物語は響きあい、深め合う。
読者は、難しいことは考える必要はない。
「わかりあう」こととはなにか。今日普遍的に問われる他者理解の問題に対し、この物語は一つの「やり方」を提示する。

道路交通法は前提であり、遵守されるものだ。しかし、(フィクション上だが)「走り屋」のあり方もまた、認められるべきだろう!

(2016年10月に星をつけたものを削除し、今レビューとともに評価をし直した)

その他のおすすめレビュー

本田育夢さんの他のおすすめレビュー43