概要
君が選ぶ道を、君のとなりで歩きたい。
午前零時十三分。
断るのが苦手な高校生・久世真尋は、コンビニ帰りの路地で、三つのパフェを抱えた赤鬼に財布を狙われた。
「四つ目」
当然のようにパフェを要求し、真尋が曖昧に応じようとすると、赤鬼は不機嫌そうに問い直す。
「久世は、どうしたいの?」
真尋が初めて自分の意思で断ると、赤鬼は怒らなかった。
「遅い。最初から、そう言って」
そして彼女の冷たい手を取った瞬間、コンビニの電子音が鈴の音へ変わる。
狐面の子ども。
人のいない屋台。
名前を忘れてしまう面屋。
夜明けまで続く、奇妙で騒がしい百鬼夜行。
昼になれば、真尋はいつもの教室へ戻る。
けれど夜になると、もう一度あの赤鬼に会いたくなる。
夏が終わるまでに、真尋は誰かのためではなく、自分の言葉で選べるようになるのか。
これは、午前零時の出会い
断るのが苦手な高校生・久世真尋は、コンビニ帰りの路地で、三つのパフェを抱えた赤鬼に財布を狙われた。
「四つ目」
当然のようにパフェを要求し、真尋が曖昧に応じようとすると、赤鬼は不機嫌そうに問い直す。
「久世は、どうしたいの?」
真尋が初めて自分の意思で断ると、赤鬼は怒らなかった。
「遅い。最初から、そう言って」
そして彼女の冷たい手を取った瞬間、コンビニの電子音が鈴の音へ変わる。
狐面の子ども。
人のいない屋台。
名前を忘れてしまう面屋。
夜明けまで続く、奇妙で騒がしい百鬼夜行。
昼になれば、真尋はいつもの教室へ戻る。
けれど夜になると、もう一度あの赤鬼に会いたくなる。
夏が終わるまでに、真尋は誰かのためではなく、自分の言葉で選べるようになるのか。
これは、午前零時の出会い
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