概要
記憶喪失の天才×命短き美女。一九九九年、世界の終わりで偽りの夫婦に
一九五一年、一月。大浪(おおなみ)陸軍飛行場。戦勝国となったはずの歪んだ昭和を駆けるリンゼイと士郎の前に、一柱のクールな邪神・蓮田大尉(ハスター)が現れる。彼の導きで秘密特務部隊に組み込まれた二人だったが、東亰(とうけい)の地下要塞で待ち受けていたのは、這い寄る混沌「赤の女王(ナイアードラトホテプ)」による完璧なる敗北だった。アトラの糸は引きちぎられ、鉄人731号は大破。リンゼイは脊髄から『結晶体』を剥ぎ取られて「残り半年の命」を宣告され、士郎は頭の傷ですべての記憶(美学)を失ってしまう。邪神の衝撃波で空間が裂け、二人が叩き落とされたのは――原爆が投下され、そこから復興を遂げたという、別次元の一九九九年二月、大阪・日本橋(にっぽんばし)。「君は、ぼくの旦那さんさ」力を失ったリンゼイのついた優
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