階段を使うたび、なぜか気が抜けない少年。そんな彼を待っているのは、普通とはちょっと違う“階段”です。ホラーらしい不気味さがありながら、主人公と階段のやり取りはとても軽快で、怖いはずなのに思わず笑ってしまうところもあります。早く友達とサッカーをしたい少年と、どうやら構ってほしい階段。この二人の掛け合いが楽しくて、どんどん読み進めてしまいました。怖さと可笑しさが入り混じった、ちょっと変わったホラー作品です。
発想がまず強い。「階段を踏み外す恐怖」をここまで面白く膨らませるのがすごい。テンポのいい会話と不気味な異空間描写のバランスが絶妙で、ホラーなのに妙な親しみやすさがある作品でした。タイトルも秀逸。
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