パワハラ、カスハラ、非常に問題ですよね。私も受けたことがありますし、受けている人を見たこともあります。
なんとかならないものか……と思っていたとき、この小説に出会いました。
本作は町田茂春という人物に密着取材する様子を描いたドキュメンタリー風の作品です。
彼はなんと逆ハラスメント代行業者という仕事をしているようです。
それはその名の通り、ハラスメントをしてきたやつへの復讐を代行する職業らしいです。
なんと恐ろしい……現代社会の闇がこのような仕事を生み出してしまったのかもしれません。
しかも町田さんは元ヤクザで人殺しをして刑務所に入れられていたこともあるヤバイ人。
案の定、彼はハラスメントをした人にとんでもないことを……。
たしかに、パワハラもカスハラも問題だけど、さすがにこれは……と思ってしまいました。
読んでて面白いだけでなく、いろいろ考えさせられる作品でもあると思います。
明らかにまともじゃない仕事をしている町田さんがどうなってしまうのか、是非、皆さんにも見届けてほしいです。
この世にはびこる邪悪。それは、もはや理屈の通じない「穢れ」や「歪み」が凝縮したようなものなのかもしれない。
逆ハラスメントとして、世の中にはびこる様々な「ハラスメント」と退治して回る男・町田。彼は刃物や拳銃などの物理的手段を用い、パワハラやカスハラなどを行う者たちを罰していこうとするのだが……。
はたして、この世にはびこるハラスメント。それらの原因は一体なんなのかと考えさせられました。あまりに理屈の通じない、まさに「モンスター」な存在。それは本当に人間なのか、それとも人の皮を被った何か、なのか。
思いもよらぬピンチと展開が読者を驚愕させる、現代的ホラーエンタテイメント作品です。