概要
骨を削り続けたぬいぐるみは、やがて袋になった。
ぬいぐるみの中には、脳の代わりに骨が詰まっている。
そこに溜まる感情や思考は膨れあがり、頭蓋を裂き、やがて崩壊へと至る。
それを削り延命させる役目を負ったのが、頭蓋骨彫り師・なぴ。
けれど削り続けたその果てに残るものは、骨と、音と、変わり果てた袋だけだった。
そこに溜まる感情や思考は膨れあがり、頭蓋を裂き、やがて崩壊へと至る。
それを削り延命させる役目を負ったのが、頭蓋骨彫り師・なぴ。
けれど削り続けたその果てに残るものは、骨と、音と、変わり果てた袋だけだった。