義理の兄が好きな人に振られたらしいので、マレーバク恋愛シミュレーションゲームで乙女心を勉強させようと思います

このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む（143文字）

謎かけでもなく、ごくふつうに書かれていますけれど、義兄の敬語にも意味があると感じます。
それはきっと、敬語のほうが距離が感じられるから。
敬語を使わないと距離が縮まってしまうから。

だから、義妹はがんばるといいと思います。
マレーバクも立ち上がって応援のポーズをしています。違いました。威嚇して「恋愛シミュレーションゲームをしている場合じゃないよ君たち」と言っている気がします。

義理の兄が変だ。
好きな人に振られ、玄関前で倒れている。
ソレを義理の妹が発見👀！
悩める兄の悩み。
「俺には、男としての魅力がないんでしょうか……」
まず、義理とはいえ、妹に敬語の時点で変😓
そして、タイトルの運びとなる。
自暴自棄の兄。
倒れたままなので、妹はリビングまで引きずって運ぶ。
雑で変😓

だから、おもしろい♪

　もっと続きが読みたいな、と思えるようなすごくカオスで楽しい世界観でした。

　モテない「おにいちゃん」のために、「恋愛ゲームでやって好かれる言動を覚えなさい」と言ってくる妹。

　なるほど、これは「あるある」かもしれない。ラブコメ作品なんかを読んでも、それは「男にとって都合のいい女性像」が描かれている可能性が高く、恋愛の参考にはならない。

　でも、「女性向け」なゲームとかなら、それは「女性が求める男性像」が出てくることになる。だったら、それを参考にすればいいじゃないか。至極合理的な判断。

　……と、思って読み進めます。
　そして勧められたのが、「マレーバクとの恋愛」という内容。

　い…続きを読む