降り頻る勇気の結晶だと思う「あ、」から入る会話のすべて例えば6首目のこの歌は、誰かに話しかけるときの一瞬の緊張感を、「降り頻る勇気の結晶」という、斬新な比喩で表現しています。なかんずく「あ、」というのが的確で、他の言葉「え、」などでは、作品の魅力が半減してしまうでしょう。そのほかにも、ブラックユーモアの冴えるものもあって、やわらかな感性で、詩情の急所を捉える才能に長けた作者なのです。推し短歌1首。千年戦争をしましょう千年後のこの時間きっかりに終わるルールで
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