大好きな絵の中に閉じ込められた。
- ★★★ Excellent!!!
表題はトラウマ曲として名高い『メトロポリタン美術館』の一節である。読後、私は久々にこの歌詞を思い出した。曲調からすれば、作曲者は恐怖シーンを描きたかった訳ではないのは明らかなのだが(トラウマになるほど怖い、と評する人の気持ちも理解はできる)。
まず提示されるのは、「魂を鞠にして遊ぶ童子たち」という幻想的な、しかし死の気配を孕むキービジュアルである。読者はその美しさに魅了されつつ、不吉な予感を覚えるであろう。この絵を芸術として鑑賞していられるのは、きっと序盤だけだと。
なぜ、メトロポリタン美術館を引き合いに出したのか──最後まで読めば、きっとご理解して頂けると思う。