概要
地表の無い空にAIと君は何を見るのか
悠久の空に浮かぶ国家「メビウス」。地上は御伽噺とされ、海と雲しか見えない世界で、主人公は狭い窓から水の星を眺め自問する。「空にはまだ自由が…」。200年前、自己進化する人工知能「完全なる防衛元首」が国家を統治。鉄壁の要塞を築き、完全平和を謳うが、人々は考えることをやめ、娯楽に溺れる。「仮想空戦(エア・ダイブ)」、ベッドギアでドローン戦闘機を操るこのスポーツは国民を熱狂させる。主人公もその渦に飲まれるが、「見世物になるのは御免」とつぶやき、紫煙をくゆらせシートに座る。起動する翼に自由を求めるが、完全支配の空に真の自由はあるのか?