概要
罪で彩る王冠に、陽光が落ちた
王宮を揺るがしたのは、奴隷のたった一言だった。
何に跪き、どの未来を選択するか。
選ぶ余地もないほどに斜陽の兆しを見せるカプラ王国に『戦利品』として連れてこられたのは、空を飛ぶことも叶わない鳥人の少年だった。
傲慢な王子と、その持ち物になった少年。
彼らが選んだ未来は、秩序を揺るがす罪か、それとも希望か――
――”それ”を贖罪とするのなら、涙の一粒も許されないだろう。
何に跪き、どの未来を選択するか。
選ぶ余地もないほどに斜陽の兆しを見せるカプラ王国に『戦利品』として連れてこられたのは、空を飛ぶことも叶わない鳥人の少年だった。
傲慢な王子と、その持ち物になった少年。
彼らが選んだ未来は、秩序を揺るがす罪か、それとも希望か――
――”それ”を贖罪とするのなら、涙の一粒も許されないだろう。