雪山で吹雪に閉じ込められ、山小屋に避難した夫婦の体験する常軌を逸した出来事。それを描いた物語です。いったい、なにが真実で、その場でなにか起こったのか。幻覚か、怪異か、それ以外か。読むものは混乱を味わいつつも、その理屈に沿わない怖さを受け取るハメになります。するりと読めて、べっとりと残る怖さを、ぜひ御一読くださいますように。
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