概要
母は桜を盗んでいた
家を出れない母は夜に桜を盗んできていた。それを知ったのはは中学生の頃で、私が共犯になったのは16歳の時だった。
桜道/麦とお米さんの字の並びから着想しました。
https://kakuyomu.jp/works/16818622172556555396
格別の感謝を。
桜道/麦とお米さんの字の並びから着想しました。
https://kakuyomu.jp/works/16818622172556555396
格別の感謝を。
いつか本を出すのでその時まで溜めておいてください。部数がすべて。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!生きるため、まっすぐ生きるために、僕たちは麦を食む。
この作品を紹介するにあたり凄く難しいレビューになるが、あらかじめ断っておきたい。
僕は犯罪はしてはいけないことだと思っているし、作者も犯罪行為は推奨していない。
その上であえて言おう。
物語の中で桜の木を盗んだ母親、そしてその子どもに対して美しさを感じてしまった。
この話は、顔の八割が痣に覆われ、家を出れない母が夜にこっそり桜を盗んでくるところから始まる。顔に重い障害があるにも関わらず、授業参観のため外に出てきてくれる母に愛情を覚えた主人公が、母の犯罪を知り、それでも彼女の手助けをしたいと思うストーリーだ。
僕が二人に抱いた“美しい”という感情。これは、小説の中に限り誰にも侵し得ないも…続きを読む