段取り八分良く言われること。仕事は段取りで決まる。臨機応変。わたしの好きな言葉。そこにはガッツと責任感。そして、一瞬の閃きがある。閃き。彼女は閃いた。だから、大丈夫。
短いながらもとても読ませる素晴らしい小説でした。個人的にはこのような作品は大好物です。十年という歳月を共にした恋人と、相手の裏切りであっさり別れることになった、ひとりの女性の物語。彼女も言うように、蓄積したひびとか傷とかが、一気に押し寄せてとどめを刺すこともあるものです。きっと十年の間には本当に幸せな瞬間がたくさんあったのでしょう。それが一瞬にして無かったことになるのも、人生の儚さなのかもしれません。今夜はペペロンチーノでも食べようかと思います。面白かったです。
どんな時でも食わねばならぬ。そう。精神がどれだけズタボロだったとしても。そう。食うとは生きること。そして、食う為には動かなくちゃならない。空腹で、体調不良で動けない、では生きてられない。だから、食って、寝るんだ。どんな時であっても。そして、それは、狩猟生活をしていた原初の頃から変わらない。食らう逞しさは手放しちゃいけない。どんな時も。
まず思わず笑いました。それが大切な人との別れ際でも誰かのケンカはやっぱり笑ってしまいます。それからじっくり事情を知るとどっぷり感情移入してしまいます。さっき笑ったこともあっておやおや、大丈夫かな。最後はこの人どうなってしまうんだ。救われるのかどうなのか。この最後、いいですね。食べるように、生きていく。あれこれどうかじゃなくて腹が減る。だから食う。寝る。すっごい沁みました。おすすめです。
横っ面を張られるような、そういう痛みのある衝撃ではなく。「あれ、こんなところに傷があったっけ」という小さな傷からしみてくるような、痛みや切なさ。とてつもなくリアルに、そして丁寧に描かれた感情や状況の描写、遣る瀬無さ。淡々としているからこそ、読み終えた後に打ちのめされるものがありました。
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