概要
霊力殺しの神子姫の元に来たのは、見た目は子どもの旦那様でした。
千依(ちより)の住む日ノ本は、異界との境界が曖昧な場所だ。
ゆえに、人の住む表の世界と、妖(あやかし)の住む裏の世界の唯一の通路になっている。そのうえ、彼女の国ではいにしえから厄介な事象が起きた。
ナナシノウロと呼ばれる、どちらの世のモノでもない怪異が現れ、人にも妖にも害を成すのである。
そのナナシノウロを封じる務めを負うのが、霊力を持つ人間たち――『虚祝(うろはふり)』と、それに力を貸す妖だ。
虚祝と妖は契約によってツガイとなり、ともに助け合ってナナシノウロを封じる。
しかし千依は、霊力の強い忍穂の家に生まれながら、仲間の虚祝の力を封じることしかできない、『霊力殺し』の出来損ないであった。
そんな彼女の元に、ツガイとして契約結婚をしようと持ち掛けてくる妖がいた。
どうしても虚祝と
ゆえに、人の住む表の世界と、妖(あやかし)の住む裏の世界の唯一の通路になっている。そのうえ、彼女の国ではいにしえから厄介な事象が起きた。
ナナシノウロと呼ばれる、どちらの世のモノでもない怪異が現れ、人にも妖にも害を成すのである。
そのナナシノウロを封じる務めを負うのが、霊力を持つ人間たち――『虚祝(うろはふり)』と、それに力を貸す妖だ。
虚祝と妖は契約によってツガイとなり、ともに助け合ってナナシノウロを封じる。
しかし千依は、霊力の強い忍穂の家に生まれながら、仲間の虚祝の力を封じることしかできない、『霊力殺し』の出来損ないであった。
そんな彼女の元に、ツガイとして契約結婚をしようと持ち掛けてくる妖がいた。
どうしても虚祝と
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