旦那様は妖語り

千枝子と至恩がとにかくステキ♡
世界観もしっかりしていて、引き込まれました。
至恩が、カッコよさとかわいらしさを併せ持っていて、キュンキュンします。

個人的に、７話がツボ。
まさか至恩が……！

それまでもじゅうぶんおもしろくて、むずむずキュンキュンしながら読んでいたのに、７話からますます一気に加速度つけてぐいぐい読まされてしまいました！
読書が好きな読者なら、きっと誰もが至恩様に恋しちゃうのでは。

ほかの人物も、端役に至るまで設定がこだわっていて魅力的で、すみずみまで楽しめました。
ストーリーも、王道でありながら新鮮味があって、とにかく楽しかったです。
この作品、ぜひアニメ化してほしい…続きを読む

実際の歴史とは、少し違う明治時代。
普通の人には見ることができない妖が見えるせいで、周りから変な目で見られてきた主人公の千枝子。
そんな彼女が出会ったのは、帝都を妖から守る『護妖師』の一族の青年、至恩さんでした。

しかし妖と戦う力はあっても、事情により妖の姿を見ることができない至恩さん。
千枝子はそんな至恩さんから会って早々、プロポーズをされるのです！

急な申し出に戸惑う千枝子ですが、至恩さんの人柄に徐々に惹かれていく様子がとてもかわいい。
一緒に暮らし、二人でお出かけしてデエトをし、だんだんと距離を縮めていく様子にドキドキしました。

印象に残っているのは、千枝子と至恩さんが本について…続きを読む

時は明治。新しい文化が花開いた時代ではありますが、そんな世の中にも、あやかしと言われる者たちは存在していました。

とはいえ、そんなあやかしたちの姿が見える人間はごく一部。ただ、その一部の人間は、あやかしたちのせいで嫌な思いをすることだってあるのですよね。

本作の主人公である千枝子もあやかしを見ることができるのですが、そのせいでちょっかいをかけられ、転んだりケガをしたりすることも度々あるのです。
なのにあやかしが見えない人間からはただドジなだけだと思われ、そのせいで器量なしだのうっかり屋だの、散々な言われよう。
あやかしなんて、見えなければいいのに。ずっとそう思っていた千枝子でしたが、謎の…続きを読む