女性主人公の和風逆ハーファンタジーです!
逆ハーなだけあって乙女ゲームプレイしてるみたいで楽しいです!
男性キャラは、幼馴染のガタイのいい兄貴分、正宗
ツンが10個ほどついた後にデレが来るようなクールキャラ清一郎、
見目麗しい侯爵家の当主・朔哉
三者三様に主人公光乃に好意を持っています。
また、ライバルの女性キャラも、とっても魅力的です!
とある理由で光乃は「舞踏会」ならぬ「武闘会」に出ることになるのですが、
光乃は強いんです! 活劇風でもあります。
この武闘会が開かれた理由が、またとんでもないことでした。
ここで終わるのはもったいないです。
ぜひ続編か乙女ゲーム化を望みます!✨
めちゃくちゃ面白かったです!
あらすじにある通り、乙女たちが『武闘会』に参加して侯爵夫人の座を射止めようと拳を交えるラブコメです。
『舞踏会』じゃないですからね。『武闘会』です。ガチで戦います。
この設定だけでも最高に引きが強い。俺より強い奴に会いに行くんか。これが予想を遥かに超える面白さで展開していきます。
まず、ヒロインの光乃ちゃんが強くて揺るぎなくて、とても魅力的です。
色恋に全く興味のない彼女は、とある理由から大金が必要となり、賞金目当てで武闘会に参加することになるのですが……
大会の主催者である麗しイケメン朔哉、幼馴染の熱血アニキ正宗、何かと絡んでくる拗らせ坊ちゃん清一郎。
光乃ちゃんの周りにいるメンズは、三者三様の想いを彼女に向けています。
単に光乃ちゃんの逆ハーになるのではなく、朔哉狙いの女子たちもぐいぐい絡んできて、最終的にラブコメの様相はカオスに。
このライバル女子たちもまた大変よいキャラで、気付いたら登場人物全員好きになっていました。
大会開催の真の目的とは。
入り乱れる恋(?)の行方は。
ものすごくパワーと勢いのあるお話で、このメンバーのわちゃわちゃをもっと見ていたい気持ちになりました。
本当に面白かったです!おすすめです!
侯爵家である戒籠寺家が、次期当主である朔哉の妻選びのために開催したのは、ぶとうかい。
『舞踏会』ではなく『武闘会』。肉体的な強さを競い合う、ドラゴンボールなら頭に『天下一』がついていそうなあの『武闘会』です。
優勝賞金は一万円。
この世界では大いに価値があり、庶民にとっては到底稼げない額です。
主人公の光乃は、知り合いの家の家宝である皿を割ってしまったことから、弁償するためこの武闘会に出ることに。
元々武術の心得のあった光乃にとっては得意分野。ただ、そんな中懸念がひとつ。
最初に書いた通り、この武闘会を開いた目的は、次期当主の妻探し。つまり、優勝したら次期侯爵様と結婚することになるのですよね。
これで光乃が、侯爵夫人になれるなんて素敵だ玉の輿だと喜べる子ならなんの問題もなかったのですが、残念ながらそうはなりません。
他の参加者からは、妻になる気がないならそもそも出るなと言わんばかりの鋭い視線をぶつけられますが、当の朔哉はそんな光乃のことを気に入った模様。
さらに、光乃の周りにも彼女を思う男性陣がいて、恋の矢印が乱れ飛びます。
果たして武闘会の、そして恋の勝者は誰になるのか。そもそもどうして妻選びに武闘会など開いたのか。
それぞれの思いが交錯していきます。
和の雰囲気のあるファンタジー世界。
侯爵家である戒籠寺家が開いたのは、舞踏会ならぬ女性限定の武闘会。
優勝者には1万円(この世界では大金です)が贈与され、そして戒籠寺家時期当主である朔哉の妻になることができるのです!
武術の心得のある主人公の光乃。
最初は出場する気はありませんでしたけど知り合いの家の家宝のお皿を割ってしまって、弁償するために武闘会に出ることを決意。
お金は欲しい。だけど朔哉の妻にはなりたくない。
こんな主催者側が聞いたら怒られそうな気持ちで出場した光乃ですけど、そんな彼女を朔哉が気に入ってしまうのだからわかりません。
しかし、朔哉は侯爵家の時期当主。
妻の座を狙う女性はたくさんいて、さらに光乃は光乃で隠れモテ女性だったため、様々な思惑が渦を巻いていくのです!
コメディタッチで描かれる、ドタバタ恋愛劇。
様々な男性に好意を寄せられる光乃ですが、本人が鈍感でちょっとズレているため、なかなか恋愛に発展してくれません。
男達も、厄介な相手を好きになってしまいましたよ。
はたして光乃の心を掴むのは誰だ!?
……朔哉の妻を決めるための武闘会のお話なのに、いつの間にか光乃争奪戦みたいになっちゃいました。