概要
正反対な少女と少年は、行き着く先に何を見るのか。世界を巡るファンタジー
両親の喧嘩を聞きたくなくて家を飛び出した少女『アイ』は、見知らぬ扉を開けた。
扉の先は、記憶の保管庫兼、記憶の相談所だった。その店の管理人は、記憶を喜怒哀楽の保管庫にそれぞれ分け、収められた記憶を『雫』と呼んでいた。喧嘩の声に塗り替えられてしまった家族の思い出も、『楽の雫』を見れば思い出すと管理人は言う。しかしそのとき、誰かが『哀の雫』を割ってしまう。相談室の扉を開けたアイは黒い渦に飲み込まれ、魔法使い見習い『フウ』と共に落ちていく……。
アイが目を覚ますと、そこは獣人の世界だった。フウの話によると、どうやら、割れた哀の雫から漏れ出た魔法と記憶によって、世界は扉を隔てて隣り合わせの状態に。元の世界に帰るため、共に戻れる扉を探すが、フウとはぐれてしまう。アイを助けてくれたのは、半獣人の犬
扉の先は、記憶の保管庫兼、記憶の相談所だった。その店の管理人は、記憶を喜怒哀楽の保管庫にそれぞれ分け、収められた記憶を『雫』と呼んでいた。喧嘩の声に塗り替えられてしまった家族の思い出も、『楽の雫』を見れば思い出すと管理人は言う。しかしそのとき、誰かが『哀の雫』を割ってしまう。相談室の扉を開けたアイは黒い渦に飲み込まれ、魔法使い見習い『フウ』と共に落ちていく……。
アイが目を覚ますと、そこは獣人の世界だった。フウの話によると、どうやら、割れた哀の雫から漏れ出た魔法と記憶によって、世界は扉を隔てて隣り合わせの状態に。元の世界に帰るため、共に戻れる扉を探すが、フウとはぐれてしまう。アイを助けてくれたのは、半獣人の犬
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