概要
天罰か?暗い夜を飲み込むのは炎だった。
深夜の東京に鳴り響くサイレン。炎がブラック企業を焼き尽くす。天罰だと話すニュースに嗤い合う九条とアネモネ。「人が与えた罰だ」と優しく微笑むアネモネの目的は謎に包まれている。刑事・鳳は真相を追う中、ホテルのラウンジでアネモネと出会う。好青年そのものの笑顔と澄んだ瞳に、不自然な影を感じる鳳。やがて殺人事件でアネモネの助言が冴えわたり、事件は次々解決。だが、その完璧さに疑惑が膨らむ。彼は救世主か、黒幕か? 現代の闇を抉るミステリーが始まる。
おすすめレビュー
書かれたレビューはまだありません
この小説の魅力を、あなたの言葉で伝えてみませんか?