サイン本レポin佐賀之書店
突然ですが、佐賀之書店さんでサイン本を出す機会をいただきました。
【佐賀之書店さんとは】
佐賀之書店とは、佐賀駅にある本屋さん! オーナーは歴史小説作家で直木賞作家の今村翔吾先生(代表作は『羽州ぼろ鳶組』シリーズ『童の神』『八本目の槍』『じんかん』『塞王の楯』)! 店長はPOP作りでSNSで有名になったカリスマ店員こと本間悠さん!
特に本間さんはSNSで名だたる編集さんとも交流があり、本間さんによって選ばれる「ほんま大賞」を受賞した本(『そして、バトンは渡された』『照子と瑠衣』『呼び人は旅をする』など)は後々世で人気が出る、と言われているすごい方なのです!
と、佐賀之書店さんはたしかにスゴイのですが。 一佐賀県民としては、佐賀駅から本屋さんがなくなった後、佐賀之書店さんが出来たのがとても嬉しかったのです。「いつか佐賀之書店さんに並べていただけたらなあ」と夢見ていました。
そうしたら並べてもらうだけじゃなく、サイン本まで。 あまりに嬉しくてその場で踊りまくりました。
とここで、担当さんから、
『ではKADOKAWAからサインペン送りますね!』
と連絡が。 わざわざ東京から佐賀にサインペンを……? と思いつつ、断る肥前ロンズ。
「ありがとうございます。でも私、もう既にサインペン(2本)買ってまして……」
私がそう返答すると、『あー、そうなんですね』と担当さん。
『でも送りますね! 念の為2本送っておきます!』
「サインペン4本になるんですが???」
そんな会話をしながら、日程を決定。
なお私は過敏性腸症候群のため、万全を期して付添に一人ついてもらうことになりました。 付き添ってくれたのは、高校の献本の時付き合ってくれた高校時代の友人。
『献本した時お礼しそびれちゃったし、終わったらお茶代おごるので付き添ってくれない?』『御意』
というラインがあったとかなかったとか。
さて、サインするにいたって、準備しないといけないことが。 そう、サインの練習です。しかしここで問題が一つ。
『肥前ロンズ』って、字、いかついな……。
このままでは事務的な署名になりかねません。 ということで、急遽サインを作ることにしました。
と言っても、どうしたらいいのかわからない肥前ロンズ。 サインって、当人が考えているとは限らなかったりするんですよね。サインを考える業者さんがいて、書くまで任せる人もいるとかいないとか。 しかし私にはそんなお金はないので、知人やフォロワーさまに相談し、サインを決めた後は練習することにしました。
練習は紙だけではなく、見本誌でも行うことに。 いざ漫画本にサインを書こうとして、頭を抱えました。
『
担当さんと話し合った結果、カバーを捲った見返しの部分にサインを書くことになったのですが、ここでまた問題が。
『
サインを書く時全然平らにならなかったので、分厚めの日記帳を敷いて、厚さの差を埋めました。
そんなわけで迎えた当日。
「本日はよろしくお願いします」と挨拶をした瞬間、「あの」と本間さんに告げられたのは。
「確か先日、『おはよう、サンテ』の写真撮られていましたよね?」
汗だくだくで「はい」とうなずきました。
サイン当日まで待てず、帰り道に佐賀之書店に寄った私は、並んでいるところを見て「写真を撮っていいですか」と本間さんたちに尋ねて写真を撮り、その後母のお使いで本を買いました。
店員さんって、お客さんの顔って覚えているんだなあ……と思いました。
そんなわけで、始まったサイン本作成。
15冊分にサインを書くという緊張感。油性ペンがページに移らないよう紙を挟んでくれる本間さん。パシャパシャ連写しながら見守る友人。
全て書き損ることなく書き終えた私のもとに、「じゃあこちらもお願いします」と本間さんが差し出してきたのは、正方形の色紙でした。
「ここに名前と日付、あとメッセージをお願いします」
「何書いてもいいですよ」と言われ、私はサインペンを持ちました。 思考して数分後。
「……文字って、どれぐらいの配分で書いたらいいんですかね?」
そこには書く前から本間さんと友人に助言を乞う肥前ロンズの姿がありました。
「とりあえず上の方に『佐賀之書店さま』って書けば? あとサンテ描こう」と友人。
「『デビュー作です』とメッセージ書くといいと思います」と本間さん。
「参考にしてください」と本間さんが出してくれた色紙を見ながら、慎重に書く肥前ロンズ。
「やっぱり他の人はお上手ですね」
二枚の色紙を見て私がそう言うと、
「その方はプロです」
と本間さん。プロなんだ。
そんなわけで、サイン本が6月25日から佐賀之書店さんに並んでいます。
佐賀之書店さま、この度はお声をかけてくださりありがとうございました!
佐賀に在住の方、佐賀駅を訪れる機会のある方は、佐賀之書店へ!
おまけはこちら↓
https://kakuyomu.jp/users/misora2222/news/16818792436769210923
コミカライズ・書籍化の話をさせてください 肥前ロンズ@「おはよう、サンテ」発売中 @misora2222
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます