概要
鳥尾巻がただご飯を作るだけのお話
全十話。
人飲食せざるはなし、よく味を知る者すくなし。子思『中庸』より
(誰でも飲食はするが、その味わいをよく知る者は少ない)
食は化学であり、哲学であり、医学であり、宇宙である。
なんて大層なことを言ってみたけど、ただ鳥尾巻がご飯を作るだけのお話です。
人飲食せざるはなし、よく味を知る者すくなし。子思『中庸』より
(誰でも飲食はするが、その味わいをよく知る者は少ない)
食は化学であり、哲学であり、医学であり、宇宙である。
なんて大層なことを言ってみたけど、ただ鳥尾巻がご飯を作るだけのお話です。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!カジュアルな内容のようで、実は深いことを言っている
まず、読んでいて楽しいです。
筆者には類い希なるユーモアのセンスがあって、読んでいてクスクス笑わせてくれる。
ユーモアのセンスがある人って、実は驚くほど少ないです。お笑い芸人ですら、本当にユーモアのセンスがある人って、一握りだと私は思うので。
でも、その一握りの人しか持っていないユーモアのセンスが、筆者にはあると思います。
有能で、ばりばり働いてきたのに、そう言う自分を決して高いところに置かず、大変だった部分は絶妙なユーモアに来るんで読ませてくれる。
最後に、食に関する深い考察がさらりと語られている。
わたしはすっかり、ファンになりました。
- ★★★ Excellent!!!これは食材との戦いの記録!!……でしたっけ?(笑)
食べ物を無駄にしない。
言うのは簡単ですが、目の前の食材を余すことなく調理して食べ切るのは、意外と簡単なことではありません。
それが、大量に、しかも本人の望んでない食材が目の前に積まれたら……。
……え、そんなことある?
という大量の食材を前に、女子高校生の頃から(仕方なく)挑み続けてきた作者様。
作者様に捌けない食材など、なぁ〜いっ!
そう、これは食材との戦いの記録!……でしたっけ!?(笑)
食べられるものは皮まで無駄にしない。
当たり前のようで当たり前に出来ないことを、パワフルにこなす調理工程は必見です。
面白い上に、その腕に感嘆する(ホントに!)から読んでみて下さい!