心理学で恋愛しちゃダメですか

星野凌は「心理学を使えばモテる」と信じ込み、大学の心理学部に入学する。
単純接触効果や好意の返報性、ドア・イン・ザ・フェイスといったテクニックを駆使しようと奔走するが、ことごとく空回り。
サークルの先輩やバイト先の同僚、合コンで出会った女子たちに対して何度もアプローチを試みるが、巧妙な駆け引きは見透かされてしまう。
行き詰まる凌をいつも心配し、的確な助言を投げかけるのは小学校からの幼馴染・槙村彩花。
失敗を重ねるうちに、自分が本当に望む恋はテクニックに頼らず、相手を理解するところから始まるのだと気づいていく。