概要
甘いミステリはいかがでしょうか
高校生探偵『仁科盛勝』の卒業式の日、探偵部の活動記録が保存されているUSBメモリの紛失事件が発生した。
探偵部の2年生『武田頼子』は『仁科盛勝』と共に調査を開始する。
しかし、それこそが犯人の狙いであった。
USBメモリはどこに消えたのか。
どのようにして犯行は行われたのか。
そして何より犯人の動機とは。
『小説家になろう』に投稿したものから難易度や伏線を調整したものとなります
探偵部の2年生『武田頼子』は『仁科盛勝』と共に調査を開始する。
しかし、それこそが犯人の狙いであった。
USBメモリはどこに消えたのか。
どのようにして犯行は行われたのか。
そして何より犯人の動機とは。
『小説家になろう』に投稿したものから難易度や伏線を調整したものとなります
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!「けれど、これはホワイダニットを伝える事件であるために」
卒業式の日、教室に戻った私は、探偵部部長・仁科盛勝を待っていた。
無駄に整った顔に、無駄に優秀な頭脳、そして誰よりも真っ直ぐな眼差しを持つ先輩。
彼はこの学校におけるシャーロックだ。
その部室から、USBメモリが忽然と消え去った。
部室の鍵は正しい番号を入れねば開かず、部屋には落ちてなく、誰の手元にも無い。
だが、犯行はすでに成し遂げられている。
USBメモリを盗んだ犯人は、誰か?
犯人は、いつUSBメモリを盗んだのか?
犯人は、どうやってUSBメモリを盗んだのか?
……いや、そのすべてが、重要ではない。
これは、ミステリと言うには、あまりに甘い出来事だからだ。
彼に送る挑戦状は、た…続きを読む