概要
サビ残していただけなのに
死んだ目でキーボードを叩き、いつもの様に仕事を終えた後。
帰宅するために駅へ向かっている途中、辺りが騒がしくなっていることに気付く。
一人の少女と、その少女から少し離れた位置にいる男を取り囲む様にして人集りが出来ており、男の手には銀色に鈍い光を放つ刃物。
(あぁ、やっと楽になれる)
あの少女を助けたいだとか、そんな高尚な考えなんかじゃ決してない。
出てきたのは浅ましく、利己的な思いだった。
これだけ人がいるのだ、後はどうにでもなるだろう。
そう考え、男の背後から声を掛けた。
「なぁアンタ・・・」
破滅願望を抱くアラサー男、対象的に明るく希望に満ちている少女と、満ちていた少女の物語。
死、暴力等を連想させる表現があります、苦手な方はご注意ください。
帰宅するために駅へ向かっている途中、辺りが騒がしくなっていることに気付く。
一人の少女と、その少女から少し離れた位置にいる男を取り囲む様にして人集りが出来ており、男の手には銀色に鈍い光を放つ刃物。
(あぁ、やっと楽になれる)
あの少女を助けたいだとか、そんな高尚な考えなんかじゃ決してない。
出てきたのは浅ましく、利己的な思いだった。
これだけ人がいるのだ、後はどうにでもなるだろう。
そう考え、男の背後から声を掛けた。
「なぁアンタ・・・」
破滅願望を抱くアラサー男、対象的に明るく希望に満ちている少女と、満ちていた少女の物語。
死、暴力等を連想させる表現があります、苦手な方はご注意ください。
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