閉じ込められた月日を支えてくれた人は……

短い手紙の往復の中に、壊れそうな繊細な感情が溢れています。
雪の日にしか返事をくれない「その人」は、確かに主人公を支え続けてくれた。それだけが唯一の生きる指標であり、彼女にとっての真実だったと思います。
真っ白な雪が全体を纏うような、儚く美しい作品です。

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