主人公の背景は複雑です。それでも希望を求めて、もがいた先にあるのが彼だった。彼の言葉を麻酔と表現するぐらい、主人公は精神的にも追い込まれていた。最後に選んだ選択で、主人公が報われたと信じたいです。この現実世界でも、苦しい気持ちを心にしまい込んだまま生きている人は多いと思うので、そのような時にどうすれば救われるのか。孤独になった場合は、果たして自分でそれを乗り越えられるのか‥‥等、色々考えられるような作品でした。
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