概要
愛はここにあるよ。ずっとある。
第一章
真夜中のお散歩
……ずっと一緒にいようね。猫ちゃん。
気がつくと、ぼくは夢の中で真っ黒な毛並みをした一匹の猫になっていた。猫になって、真っ暗な廊下をなれない四本の足を使いながらひたひたと歩きまわっていた。それは暖をとるための行動だった。そこはとても冷たかったから、ぼくは体を温めることのできる小さな炎を求めていた。
だけど、どこまで行っても世界は真っ暗なままで、炎はどこにも見当たらなかった。ぼくは炎が無理なら、せめて古くても、ぼろぼろのものでもいいから一枚の毛布が欲しいと思った。暖かい毛布にくるまって、朝がくるまで、この真っ暗闇の中で静かに眠っていたいと思った。夢の中で眠りにつくというのはなんだか変な話だけど、でもそうしたいと思えるくらい、ここは寒くて仕方がなかった。
長編作品 第七作目
真夜中のお散歩
……ずっと一緒にいようね。猫ちゃん。
気がつくと、ぼくは夢の中で真っ黒な毛並みをした一匹の猫になっていた。猫になって、真っ暗な廊下をなれない四本の足を使いながらひたひたと歩きまわっていた。それは暖をとるための行動だった。そこはとても冷たかったから、ぼくは体を温めることのできる小さな炎を求めていた。
だけど、どこまで行っても世界は真っ暗なままで、炎はどこにも見当たらなかった。ぼくは炎が無理なら、せめて古くても、ぼろぼろのものでもいいから一枚の毛布が欲しいと思った。暖かい毛布にくるまって、朝がくるまで、この真っ暗闇の中で静かに眠っていたいと思った。夢の中で眠りにつくというのはなんだか変な話だけど、でもそうしたいと思えるくらい、ここは寒くて仕方がなかった。
長編作品 第七作目
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