名作はいくつになって読んでも名作なり

トップの概要にある通り、小学校の教科書に載っているお話を大人になった今、改めて読んでみようという企画もののようなエッセイですね。どれも有名な絵本のお話だったりするので、いわば絵本のレビュー集という趣があります。

そこで、ちょいと作者さんのアカウントを探らせていただいたところ(ハッキングしたわけではない)、これまでカクヨムで投稿したレビューコメントの数が、え?350件だと?す、筋金入りだ……。そりゃレビューもうめぇはずだわ……というわけで、非常に魅力的な言葉で「大人」の感想文が読めるんですね。

「ちいちゃんのかげおくり」では、お子さんの音読を聞いた際のエピソード(笑いました)なんかも披露されており、やはりこれはエッセイなのだなと感じました。

自分は国語が好きでも得意でもなかった人間でしたから、取り上げられた作品は、あくまで授業で触れただけの物語でした。そういうこともあり、作品本来の魅力やその奥行などに改めて気付かせてもらえるエッセイだったなと、大変、興味深く読ませていただきました。

その他のおすすめレビュー

三宅 蘭二朗さんの他のおすすめレビュー54