カクコンを乗り切るための、ひと時の癒し

　カクヨムという場所には、悲喜こもごもの様々な人間模様が渦巻いていることと思います。

　そこにあるシステム上、どうしても一喜一憂してしまうこと、先が見えなくなって不安になること、様々あることでしょう。
　でも、悩んでいるのは自分だけじゃない。同じカクヨムにいる者ならば、きっと同じようなことを考えている人が大勢いる。

　そんなカクヨムにつきものの各種の「あるある」を百人一首になぞらえて詠んだのがこの作品です。

　ここで詠まれている歌の数々を見ることにより、自分の中でぼんやりと存在していた葛藤や憂鬱を客観視でき、少しだけ心が軽くなることもあるかもしれない。
　自分だけじゃない。だから、あんまりカリカリしなくてもいいんじゃないか。

　そしてカクコンの期間にこれから起こるかもしれない「ある出来事」についても示唆されていて、一月以降に備える心の準備も出来るかもしれません。
　コンテストに疲れて来たな、この先の読者選考は大丈夫かな、とか思っている方には、是非ともオススメしたい作品です。