罪状名:おねロリ

おねロリは罪である。
繰り返す。おねロリは罪である。

お姉さんがどんなに優しくても、少女がどんなに大人びていても、どんなにお姉さんが少女を愛おしく思っていても、どんなに少女がお姉さんを慕っていても――その恋愛は搾取と同義であり、尊さとは無縁の性犯罪である。

この物語は、11歳の少女が大好きな大学生のお姉さんに好かれようと頑張る青春物語だ。

彼女の奮闘はひたむきで微笑ましく、聡明なのに時には空回りする様子がなんとも可愛らしい。
ファッションロリコンお姉さんの鈍さにやきもきしたり、その人間関係に嫉妬したり、辛辣ながら分かりやすい好き好きアピールを繰り返してみたり。読んでいる身としては、その努力をついつい応援してしまう。

だがもしも、彼女の小さく純粋な片想いが実ったら……実ってしまったら。
その先には何がある?

なぜ大人は子どもと恋愛してはいけないのか。
この作品はその答えの一端を突きつけてくる。おねロリ大好きな我々はそこから目を逸らすことはできない。
おねロリは逃れようもなく魅力的で、どうしようもなく禁断なのだ。

お姉さんと少女の恋愛にまつわる業を真っ向から描ききった、おねロリのマスターピース。
おねロリを愛するあなたにこそ、読んでほしい。