概要
これは私の片想い。だって君が、私を好きになるわけないから。
どこにでもいる普通の真面目系女子の水町砂苗は、後ろの席のちょっと怖い男子・湯山天新のことがすき。
だけど、彼は人気者。
これ以上は好きにならない。絶対叶わない恋、だから。
カクヨムコンテスト10【短編】参加作品
だけど、彼は人気者。
これ以上は好きにならない。絶対叶わない恋、だから。
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おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!愛しの彼に近づくにはあと何歩必要だろう……?
転校して来たばかりの砂苗は
後ろの席の湯山くんがちょっと気になる
醸し出す雰囲気が怖くて、口調もちょっとぶっきらぼう
だけど責任感が強く、意外と親切だったりする
話しかけたいのに奥手の砂苗はそれがとてつもなく難しくて
毎日のように彼を目で追ってしまう
とある日、男の子同士でポッキーゲームをしていて
不意に親友の南ちゃんにポッキーを差し出す彼
だけどそのあとすぐに、自分にも差し出された
その行為に深い意味はない
単なるクラスメイトという関係図で
特別な感情が込められているわけじゃないことに、逆に切なさが滲む
好きだからこそ、『特別』を期待してしまったり
気になるから、『意識』して欲しい…続きを読む