おまけ
不老不死の姫
【劫】
お母さんを思い出し、涙が止まらない
あの日のひどい過ちが、胸に刺さる
後悔の気持ちを抱えながら、私は不老不死の薬を飲んだ
気づくと40億年も昔、私はひとりぼっち
過去の言霊が、心の奥にくすぶる
枯れたバラみたいに、心が色あせる
永遠の命を願ったその夜に
私はここに放り出された
孤独な星のように、暗闇を漂う
優しさも邪念も無い、静かなこの世界
お母さんの笑顔、親友の優しさが恋しい
これは神様の罰?それとも運命?
サイコロを振って、新たな時代へ冒険が始まる
広大な大地にひとりぼっち
温もりを覚えたのは、遠い昔の記憶
サイコロを振って、未来を賭ける
新しい章が始まり、希望と絶望が交錯する
恐竜の時代、人類の誕生、未来の世界
壮大な景色の中で、時間が流れる
でも、永遠の命は孤独も一緒に背負ってる
命の誕生と死、繰り返されるドラマ
永遠の命は、孤独という名の牢獄
時間が流れる中、私はただ見守るだけ
愛する人との別れ、新しい出会いの喜び
心が揺れ動きながら、真実を探す旅
この旅は逃避じゃなくて、心の平穏を見つける旅
お母さんに謝りたい、親友に伝えたい強い気持ち
愛は砂時計みたいに、刻々と過ぎていく
それでも、私は探し続ける
心の安らぎを
この旅の果てに、私は何を見つけるのだろう
過去の傷を癒すために、歩き続ける
長い旅路、心の旅路
いつか、本当の幸せを見つけるその日まで
宇宙の果てでも、私は歩き続ける
真実を求めて、そして愛を求めて
いつか、すべての答えが見つかる日まで
※私の著作
"一劫年の蓮姫【1】40億年いのちのスゴロク"
のコンセプトを詩にしてみました。
一文字の詩 憮然野郎 @buzenguy
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