それは大事だけど、それだけじゃその人は決められない。

「箱」はあなたの大切なものです。「箱」はあなた自身です。「箱」は気軽に見せてはなりません。「箱」はあなたの恥部であり、もっとも大切なところです。

主人公が大切な人と関係を築きあっていく中で「箱」を見せたい衝動に駆られます。そしてある日、見せます。見せられた大切な人……恋人の女の子は、やがて……? 

心が温かくなるのと同時に、引き締められる思いのする作品でした。きっと大切な人との関係の築き方の勉強になっているのでしょう。焦らず、相手のペースを大切にしつつ、でも自分の気持ちも大切に。

人の愛し方、それを学んだ気がする作品でした。

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