第8話 形篇「先ず勝ちて而る後に戦いを求めよ~達人にでもなるのを待ってから戦場に出るつもりか?~」

【初めに】


 仕事が忙しくてFate/Grand Orderが忙しくて学マスが忙しくてカクヨムも忙しくて更新が遅れてしまいました。ごめんなさいね。

 成婚したらしたでやらなくてはいけないことがどっさりあって非常に厳しいですね……。あと単純に患者さんが多く、何故かなんとかなっているだけで過労死しかねないので困っています……。

 でも良いこともありまして、薬剤師の業界紙的なものに名前が載りました。良い感じの仕事をしていたのと、インタビューの受け答えが面白かったのでわりと紙面使ってもらえました。

 わりと今勝ちまくりモテまくりのハッピーハッピーなんだなと自分を客観視する機会になりましたね。なんでこんなに幸せなのかと言うと私が周りの人間に恵まれてるからですね、今これを読みに来てくれたあなたとか。

 これだけ人の縁に恵まれていれば勝手に良いことも起こるというもの……そういうつながりで今回は形篇に入ります。勝てるように戦うという話です。勝ち筋の組み方だと思ってください。勝ち筋は時代と戦場によって変わりますが、勝ち筋の作り方というものはそう変わりません。孫子の教えから婚活の勝ち筋について考えてみましょう。それでは始まり始まり。


【Today's 孫子ヒント「勝兵は先ず勝ちて而る後に戦いを求め、敗兵は先ず戦いて而る後に勝を求む」】


 勝って当たり前の状態を作り上げましょう。例えばあなたが心優しく親しみやすい高年収高身長のイケメンだったとしましょう。婚活=戦をするまでもなく、素敵な女性と御縁を結ぶことができるでしょう。いや、魅力的すぎると色んな人がやってくるので勿論とんでもないことになる可能性はありますが……少なくともこんな人がサクッと結婚していても誰もが当たり前としか思いません。

 現実には、あなたも私も心優しく親しみやすい高年収高身長のイケメンなどではありません。少なくとも私は心優しくないし高年収でもない。薬局薬剤師としては非常に恵まれているものの、薬局薬剤師のお給料は婚活というバトルフィールドでは火力不足です。

 だから勝って当たり前の状態に近づきましょう。相談員さんに「親しみやすい振る舞い」「見た目の整え方」とかは聞けば良いし、収入のために良い職場を探したり、できることは沢山あります。勿論、田舎の薬局は婚活にあたっておすすめしません。私は今、南海の離島で薬剤師をやっていますし、素晴らしい同僚に囲まれてますし、ドブ川インターネットの導いた縁によってオンラインお見合いを通じて❤マイスイートハニー❤と出会いましたが、基本的に田舎住みは不便ですからね。

「こ、こいつそんな当たり前の事言っても役に立たねえよ……」と思われたかもしれませんが、マジで結婚相談所の男性はこれをやらない人が残り、ヤバい婚活エピソードとしてYoutubeやX(旧Twitter)やnoteなどでコンテンツとして消費されていきます。

 結婚相談所で実際にヤバい女子に何度か会った経験からすると、男子のやべえ奴エピソードも特に盛ってないガチの奴なので、結婚相談所のヤバい奴にならないように、当たり前のことを当たり前にするということの重要性は常に意識しておいてほしいところです。

 結婚相談所で婚活して成婚するぞ~!って考えるのは良いことなんですが、自分が結婚に値する価値を相手に提供できるのか顧みてから突き進みましょう。婚活=戦をして成婚=勝利を手にしようとしている時点で既に負け筋をダッシュし始めてます。


【補足】


 とはいえ婚活の達人にでもなるのを待ってから婚活のバトルフィールドに出る訳にはいきません。

 実際にやるべきことは「いけるかどうか分からなくてもバトルフィールドに突っ込む」「それと並行して『そら結婚できるだろ』の状態に自分を近づける」の二つです。自分磨きなんて果てが無いんですから、実戦と並行して続けていくしか無いんですよ。

 現実的に考えてタスク量が増大しますが、結婚の時点でとんでもないタスク量の増大が待ち構えています。持続的に自分磨きつつ婚活もするのは難しいと感じたら、無理に婚活しなくても良い……! 私は結婚相談所の人じゃないのであえて強く言いたいのですが……婚活はとても辛いので……本気で結婚して幸せな家庭を築きたいのでなければ……無理にやらないほうが良いと思う……辛いから……!

 

 それと、すぐに成婚する理想的な男性会員像って地域や相談所ごとに異なるし、手本とすべきモデルだって人によって異なってきます。なので、じゃあどういう理想を目指そうか……というのは相談所の人としっかり話してください。

 私が理想だと考えた「心優しく親しみやすい高年収高身長のイケメン」は、あくまで私が理想だと思ったものです。別の理想像なんていくらでもあります。私がリンパ腫で死にかける前、婚活一年生だった頃、私の理想がそういう感じだったというだけです。

 個人的な経験として、優しいと思われる為には笑顔は有効でした。それと小動物の画像を使うのも親しみやすさの演出に良かったですね。簡単に言えば「相手と話す時に自分の機嫌が良い状態」を続けていくことが有効だったと感じています。なのでとにかく自分の機嫌を自分でとる、そして相手に笑顔を見せる。おそらく❤マイスイートハニー❤との生活でも、このテクニックは有効となることでしょう。なので皆さんとも共有したいのですが、好きな人の前ではご機嫌でいましょう。自分へのご褒美を用意して会う前にテンション上げておく、気に入らないことは別のところで怒ったり愚痴として吐き出す、好意をしっかり表明するのもいいですね。好意を都度都度表明すると、好意を持っている相手の機嫌は大体良くなり、結果的に自分自身もご機嫌で時間を過ごせます。好意の表明が気持ち悪いと駄目ですが、デートに二回くらい行くようになったら言ってみても良いと思いますよ。言葉を丁寧に選んで「~~が素敵ですね」くらいに落とし込めば初対面からでも好意の表現はできるのですが、何について好ましいと伝えるかでセンス勝負になってしまうので僕はおすすめしません。

 個人の感性センスによって決まる勝負は孫子の兵法が好む所ではないと私は思っています。できること一つ一つを丁寧にやって必然として勝ちたいですよね、できれば。


【まとめ】


◯結婚できてあたりまえの自分になろうとしよう(完璧でなくていいです、小さな目標とそれの達成期限をいくつも作って近づいていってください)

◯その努力を婚活と並行できないなら無理に婚活はしなくてもいいと思います

(自分磨きせずに婚活だけすると「そのままの君でいい」と言ってくれる人に会えるまでの不利な耐久戦を強いられます)


 こちらになります。

 仕事が忙しくて夜九時過ぎないと机に迎えない日々が続いていますが……これから人類最後のマスターとして北極圏を救ってきます。仕事がとても辛い……。

 それではお疲れ様でした!

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孫子で学ぶ!婚活大作戦!〜Boys Side〜 海野しぃる @hibiki

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