ラストのじっとり纏わりつく冷たい恐怖感が混ざり合う2人の関係性、現実でアレもコレもと求め過ぎた末路は虚構の世界(夢)か、、、苦しみ続け現実と夢の狭間で葛藤し見境が無くなっていくシリアスな物語です。
主人公はコンビニで働く男性。主人公の出勤日に、迷惑な客が訪れる。唾を飛ばす男と、その様子を撮影する女だ。主人公は能動的に動けないという性を持っていた。そのため、迷惑な客を追い払えずにいた。そこに、…続きを読む
何気なくて些細なことに気付くことが非常に重要な物語でした。虚無的で全部夢であることを願いたくなるような展開ですが、その先にあるものを確かめたくならざるを得ないほど引き込まれました。
書き出しの感情を読み手に示してから最後までの感情の導線が素晴らしいです。人間関係や生活環境などの情報を出し入れする順番を間違えていないのであっという間に物語の時間軸に立たされます。一幕を読んだだけな…続きを読む
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(181文字)
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