カクコン短編作品を紹介します。
主人公の少女は鬼に食われる予定の贄の牡丹(ぼたん)。
牡丹の不知火家では、邪気払いの仕事をしているので、
代々鬼を飼い、邪気を貯めた贄を鬼に捧げることによって護られてきた。
牡丹は邪気を貯めた贄としてもうすぐ喰われる予定なんだけど、
鬼の可畏(かい)は今まで散々贄を喰らっていたのに、なぜか食べない。
逆に牡丹は食べるように誘ってくる。
柊さまの独特のダークでヤンデレ要素ある世界観に目が離せません。
この先の彼らがどうなるか観たくなります。
作家デビュー目前。
柊さまの妖艶で狂気っぽい愛を堪能してください。おススメします(*’▽’)b
鬼に食べられることを運命づけられた主人公の牡丹。
牡丹には鬼に食べられる覚悟がありそうですが、鬼である可畏はなかなか牡丹を食べようとしません。それがもとで鬼を飼う一族である不知火家の当主と、可畏は賭けをすることになるのですが……
美しい文体でつづられるダークな和風ファンタジー。
「食べる」に絡んだ表現がたくさん登場するのですが、性的な意味が感じられてエロティックですごく妖艶な印象!
恐ろしい展開もあるけど、恋人たちにとってはこれがハッピーエンド!みたいな、ほの暗い恋愛譚がお好きな方におススメ。
完成度の高い世界観で、読書しているあいだ物語の世界にどっぷりと浸かれること間違いなしです☆