美しく燃ゆる

孫に人生を語る79歳の理香。その記憶は、青年典弘との出会いと別れ、再会を繰り返しながら紡がれる二人の半世紀にわたる愛の物語だった。

時代に翻弄され、不倫、遠距離恋愛、別離といった試練を乗り越えながらも、二人の絆は何度も蘇る。写真を愛した典弘、家庭を守り続けた理香――それぞれの人生を通じて浮かび上がる、愛と喪失、再生のドラマ。

やがて歳を重ねた二人は最後の別れを迎えるが、その愛は未来へと受け継がれていく。

「愛とは、どんな時代にも生き続けるもの。」

40年にわたる愛と絆を描いた感動作。不倫、浮気、離婚、死、遠距離恋愛、テクノロジーの進歩。過去と未来が交差する壮大な大河小説を、ぜひ手に取ってください。