概要
強きを挫き弱きも挫く悪の女王
アニス王国の女王イリアは、公爵家に生まれた貴族令嬢だった。しかしその容姿と才能から悪魔の使いとして迫害を受ける。気味悪がった両親に捨てられた先で自らを鍛え知識を蓄え成長したイリアは、15歳の時に邪神と出会い気に入られた。世界最凶の神に愛されるイリアは、その力を使い公爵家令嬢の立場を取り戻し王国すらも手に入れた。18歳と言う若さで女王となったイリアは、徹底したスパルタ政策を行う。強きを挫き弱きも挫く最凶の女王は2年で腐敗した王国を立て直し、その更に2年後には世界でも有数の列強国へと成長させた。これはそんな我が道を突き進む人外に愛されし最凶女王の軌跡。
※悪役令嬢では無くガッツリ悪です。転生主人公でもありません。
※悪役令嬢では無くガッツリ悪です。転生主人公でもありません。
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!苛烈なる女王の覇道
序盤を読んでの感想です。
一歩踏み込んだ瞬間、そこに広がるのは冷徹にして苛烈な女王の支配する世界。イリア女王が持つ威厳と美しさは、ただの装飾ではなく、その在り方そのものが国を統べる絶対的な力となっています。彼女が示す法の在り方は、人の善悪を単純に裁くものではなく、「生きようとする意思」そのものを問うもの。裁かれる者たちの行く末を見つめると、そこには確かに厳しくも筋の通った論理が流れています。
また、イリアの冷徹な判断の裏に潜む確固たる信念が、ただの暴君ではない彼女の魅力を際立たせています。どこまでも貫かれるその哲学に、読者は強烈な引力を感じずにはいられません。支配する者とされる者、その境…続きを読む