ずっと噛み締めてふとした時に思い出す……そんな物語
- ★★★ Excellent!!!
この物語を読んでから、レビューを書くまでに時間がかかってしまった。
それほど、この物語を反芻しては不思議な高揚感に包まれている。
私はSFが好きなので、読んでいてとても楽しかった。だけど、それだけじゃない。
この物語の空気感が、なんともいえない郷愁を胸に残していくのです。
私にはこの物語の真相がわからない。それをこうかな、こうかもしれないと考えている時間こそが真髄な気がしている。私は、ですが。
そして、その考察を重ねる分だけ物語が広がる。
そして最後の光景は忘れることが出来ません。いつまでも胸の中に残ると思います。