未成熟な作品を公開してよいものか?

ムーゴット

ちょっと頭を冷やす必要がありそうです。


私の作品、

これは元々コミカライズや映像化のための原作でしかない、

と、自己中な割り切りの上で、公開してしまいました。


よって、後の修正、加筆は当然想定内で、

自分の中では、下書きに毛が生えた程度の状態で公開していました。


なので、伏線のエピソードを後から追加したくなったり、

結論そのものを変更したくなったり。


小説としては、ほんと中途半端な完成度にも関わらず、

みなさんから、良くも悪くも評価をいただいたりして、

なんだか、失礼極まりない事態かもと、反省しています。


実際、高評価をいただいた作品が、

加筆によって超駄作になってしまう恐れもあります。

カクヨムでは、公開後も編集ができるシステムで、

漢字の誤用の修正など、WEBならではのメリットではありますが。


みなさんは、どうお考えでしょうか。







私の大好きな映画の一つで、

「いつも2人で」

という古い映画があります。

オードリー・ヘプバーンの映画です。


【以下、ネタバレもあります】


男女が、学生の頃に出会って、結婚して、子供をもうけて、

倦怠期があって、、、という話なのですが。

「時系列」が一貫していないんです。

熟年夫婦がドライブしているシーンが続いた後、

車が追い越した2人のバックパッカーにカメラが移ったかと思えば、

その2人は、夫婦が学生の頃の2人で、話が過去のエピソードに変わる。

みたいに、夫婦の半生の時を行ったり来たり。

5、6回ほど視点はタイムリープするので、

伏線や種明かし満載で、

映画の構成として、お話の見せ方として、大感動した作品です。

私自身、まだ二十歳前に見た記憶で、

ストーリーの深いところは理解できていなかったかもしれませんが。


これ、しっかりと筋が通ったプロットがあって、

初めて書けるお話であって、

自分の未熟さを認識したところ、この映画を思い出した次第。







続き物であっても、途中のエピソードを抜き出して書き上げて、

新鮮なうちに公開したい欲求があります。


寝かせて、熟成させて、始まりと終わりも仕上げて、

完成度を高めてから公開しなければ、という思いもあります。


葛藤は尽きません。

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