書籍化した1巻部分だけしか読んでないのですが、ひさしぶりに微妙な感じで刺さったので。
設定の妙はタイトルの通りですが、それをどうでもよくする食い意地が本当に素晴らしい。でも、本当においしそうだから困る。
弱弱しい精神とスルー力のバランスも素晴らしく、アンバランスな人格ゆえの面白さがたまらない。アンバランスではあるが矛盾なく統合されているのでぜんぜん気持ち悪くないのでご心配は無用。
そして、わりと田舎好きの人間の例にもれず、個性的でありながら例外なく人間味があり、温かい人々。
こういう世界に生まれたいなと思わせる。私も巨大カブトムシとか蛍狩りとかは遠慮したいけどね。(つくし採りはやりたい。)
楽しみな作品です。ありがとうございます。
前世の記憶はあるけど人格は今世の男の子の話。
虫も野菜も魔物か!?ってくらいちょっと危険なものだったり、危険はないけど喋ったり動いたり…
前世の常識との違いに戸惑いながらも優しい人たちに囲まれて懸命に魔境暮らしに慣れようと頑張ってます。
主人公は人格は子供のショタなので、すれてなくてかわいいし保護者に守られながらも魔境の割にほのぼのとしたお話が楽しめます。
ペット枠の子達もかわいくて癒されます。
また、ざまぁやチートやハーレムなどに飽き飽きしている方はこの作品ではそういうのがないのでおすすめです。
例えばですが他作品では、助けられただけで即落ちで惚れてしまうヒロインのような脈絡のない描写でツッコミどころが多い作品は山のようにありますが、こちらのお話はちゃんと背景とか経緯がちゃんと伝わってくるので矛盾だとかストレス的なツッコミどころがなくてとても読みやすいです。
世界観がしっかりされているのと、各キャラクターの家族や近所の友人、おじさんおばちゃん、お兄さんお姉さん、果ては人外等々がこんな感じの人なんだなとか、性格や生き方が想像できてすごく人間味が感じられて想像しやすいです。
ぜひこの優しい物語で癒されてみてはいかがでしょう。