この作品は昨年発表したものですが、少々加筆いたしました。
とても思い入れのある作品で、再度表舞台に持ってきました。
実は、このまま封印して、なかった物とする考えもありました。
それは、先月、某プライムで「エスパー魔美」を見てしまったからです。
藤子F先生の生誕90周年の特集が組まれていました。
この時代を日本で過ごしましたから、
F先生、A先生、どちらも多くの作品を子供の頃に、リアタイで見ています。
「ドラえもん」はもちろん、「オバQ」、「ジャングル黒べえ」、「怪物くん」、
旧作の白黒作品も見ています。再放送もあったかも知れませんが。
「エスパー魔美」は、見ていなかったので、どうしてかな?と、
調べてみると、放映開始が1987年。
そうか、もう夜遊びを覚えて、放送時間には家にいたためしがない頃だからか。
今回、某プライムで、初めて見て、困惑しました。
設定が私の作品と同じじゃないか!
画家の父親、娘はヌードモデルとなる、ボーイフレンドが話に絡む。
あーいやだ。見なければよかった。
作品自体は、すごく気に入りました。
ラブコメ要素があって、
小学生が主人公ではない藤子作品がとても新鮮でした。
ただ、創作者としては、受け入れ難い。
先にやられた。ネタを盗んだと思われかねない。
私の、先の創作論「盗作疑惑」での危惧が現実となった。
ショックで一ヶ月ほど、他の作品も含めて手がつかなくなった。
思いの外、私は繊細でした。
ただ、この私の作品は、本当に思い入れが強い作品で、
なおさら、再び表に出したい気持ちが強くなり、
今回の運びとなりました。
やはり、すでに創作論で述べている通り、
「創作に必要なパワー、それはズバリ恋愛力でしょう。」
だからです。
加筆にあたり、大きくストーリーが変わってはいませんが、
すでに❤︎など評価をいただいている方には、申し訳ありません。
前の方がよかった、という意見もありましたら、慎んでお受けいたします。