映画『国宝』見てきました。
公開当初、あまり私の興味を引く作品とは思えませんでしたが、
なんだか好評が漏れ聞こえ、
ロングランが証明していると気になり始め、
これも一つの勉強と、見てきました。
良かったです。
テレビCMは見ましたが、予告編すら見ないで、
も・ち・ろ・ん、原作も読んでいなくて、
ほぼほぼ全く前知識なく見て、正解でした。
【そろそろネタバレ出てきます。】
「デコピン」で一気に二人の関係が深まり、
創作者目線で、その後の二人が想像出来る、
良いシーンでした。
絶対伏線かと娘に注目していたら、
やっぱり出てきた、成長した娘。
一旦否定して、別カットに。
否定で終わらせる、ある意味バッドエンドかと思いきや、
改めて登場。
大人になった娘に評価される、こんな幸せな事は無い。
演舞シーンが圧巻なのは期待通り。
ただの舞台中継で終わらせないBGM。
実際の演舞における演奏とセリフに被せてくる弦楽奏!
そのボリュームは、完全に元の演奏を打ち消すこともあり、
意図的な使用が映画としての映像を際立たせる、
つまり圧巻なのです。
そして、ふと、書店で立ち読み。
上巻の本編1ページ目を読んだだけですが、
なぜか全編読んだ満足感。
映画で描ききれていないエピソードとかもあるかもしれませんが、
全体の流れは映画ですでに承知済みであり、
私の頭の中で、パーーーッと小説化された。気分。
〜でございます調に、丁寧な丁寧な描写。
長崎の雪のシーンが蘇ります。
1ページ読んだだけで、そんなインパクトを受けて、
そして、書きたくなるのです。
新作『大臣の器』
随分前から構想はできている作品です。
もっと練り上げて作品化する予定でしたが、
どうしても書きたくなってしまったのです。
これまで書いたことがなかった文体に挑戦します。
この物語は、私的セリフ中心の進行では無い方が良い気がしました。
不慣れなスタイルです。
皆様からご意見、ご感想、アドバイスいただきたく思います。