Xmas直前! 純喫茶に集う人々の交流と少し不思議な出来事を追うSF☆

はじまりかたは、どこにでもある商店街のワンシーンで完全に油断。しばらく読み進めるうち、おかしな描写があると気づきました。この世界、なんだかおかしい。。。( ̄▽ ̄;)
そういえば、タイトルに『終末喫茶』とあるし、エピタイにも『20XX.12.1』とある。そうです。この物語は純喫茶を舞台にしたSFだったのです!(←ちゃんと、小説概要を読もう。わたし。)

防塵スーツがないと外を出歩けない世界で、主人公のリンカはアルバイトをはじめます。
純喫茶のマスターや常連客と交流し、彼らとの仲を深めていくリンカ。
クリスマス間近と言うこともあり、クリスマスを意識しつつ物語は進むのですが……

登場人物みんな、キャラが立ってます!
キャラかぶりなく、どのキャラも物語に無くてはならない存在と感じました☆
世界観も凝っていて、街全体を大きなドームで覆う計画とか興味深い設定だと思いました。
SFとしての面白さがしっかりとありつつ、登場人物の感情描写がこまやかで、彼らがどんな結末を迎えるかを夢中で追ってしまいました。
心温まるSFをお求めの方に、特におススメの一作です♪

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