ペンネームと運気は関係あるのか? 姓名判断の流派いろいろ

・名前と運気は関係あるのか? そこが知りたいんだ!


作家・原田宗典のおじいさんは、天才的な姓名判断師だったらしい。

そのおじいさんが「何をやっても成功する名前」とつけたのが、原田宗典だったそうだ。

妹の原田マハさんの本名も、当然、おじいさんが名づけたんでしょうね。

確かに、二人とも有名人になってますね。



ナポレオンは若い頃はイタリア語の「ナポレオーネ・ディ・ブオナパルテ」だったが、フランス風に「ナポレオン・ボナパルト」と名乗るようになってから、開運した……。

まあその最期が不幸か幸福かは判断がわかれますが、成功者であることは間違いないですよね。



野末のずえ陳平ちんぺいはタレント、政治家としても有名だが、姓名判断の著作もある。

『姓名判断 文字の霊が、あなたの運命を左右する』(光文社、1967年、カッパ・ブックス) のち徳間文庫→知恵の森文庫


野末は御法川みのりかわ法男のりおに対して「みのもんた」の芸名を考案した……。

これ聞くと「姓名判断ってすごい!」って思っちゃいますね。


ちなみに野末陳平の画数は、どんな流派で見てもパーフェクトなもの。

2024年現在、92歳で長寿で矍鑠かくしゃくとしてますしねえ。

なんかあるのかなあ。



・姓名判断の占い方についてメモ


姓名判断は大正・昭和に日本で生まれたもの。

実は、かなり新しい占い。

そもそも江戸時代、庶民に姓はなかったし。


中国由来ではない。

まあ、中国人は名字の種類が少ないので、こういう占いは生まれないですよね。



生年月日から名前を決めるのがベスト。

○○年○月の人には、こういう名前がいい、

星回りで△△の要素が足りない人にはこういう名前がオススメ、

など多種多様な考え方(流派)がある。



姓名判断というと画数から占うものとされているが、漢字は表意文字である。

画数は同じだったとしても「冬子」と「尻子」では運命が違うだろうなあ。



さらに「音の響き」も加味したほうがいい。それはそうですね。

音の響きだけで占う流派もあるらしい。

「戸籍名を変えるのが難しいなら、せめて読みだけでも変えよう」といって、それでも効果ある人はいるらしいです。



「さんずいは、三画か四画か?」問題について


画数で占う場合「さんずい」を三画で読む流派と、四画で読む流派がある。

それは新字体、旧字体ということではない。


三画で読む流派=そのままの画数。


四画で読む流派=「さんずい」はもともとが「水」という意味なので、

「水」の四画で読むというやり方。このやり方を字源じげんで読む、という。


また「十」という漢字は「十画で読む」というやり方もあるそうだ。



・じゃあ占いによって名づけてみたら?


某占い師さんによれば、私は「赤色・南・夏」に関係した名前が良いそうです。

南原夏樹、とか。


注・この流派では画数はまったく考慮しません。


それで赤羽杏子とつけてみたんですが……(杏は赤系の色名)

う~ん、なんだかねえ~。


赤羽あかばね杏子きょうこ


松田まつだ夕記子ゆきこ


まあ赤羽のほうが、パッと明るい感じがして、松田はなんか地味なような気がします。

作家っぽい名前といったら、赤羽のほうでしょうね。


ただ、占いだけで決めて、他に何もエピソードがないので、愛着が湧かないのです。


それと赤羽のほうは、いくらか本名と似てるんですよね……。

私はペンネームと本名は切り離したい派なので、それもイヤポイントだったのでしょう。


べつに、運勢的にいいこともなかったですね(笑)


いくら占い的にパーフェクトでも、本人がイマイチだと思ってたら、どうしょーもないですよね。



結論:自分が好きな名前をつけるのが、いちばんいいのでは?



参考 youtubeチャンネル「うらない君とうれない君」、大石おおいし眞行しんぎょうさんの姓名判断に関する動画より

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

ペンネームについて考える 松田 夕記子 @tebasaki-yukio

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ

参加中のコンテスト・自主企画