ペンネームについて考える

私がペンネームを変えた理由

【ペンネームを決めきれないやつ】

私はカクヨムにきてから、けっこう名前を変えています。

手羽先ユキオ→赤羽杏子→猿田夕記子

なぁんで、自分のペンネームくらいスチャッと決められないんですかね？

「そんなだから万年落選なんだよ」といわれれば、それはもうおっしゃる通りでございます。

うーん、私はいまだアイデンティティが行方不明なのだろうか。

【姓名判断について勉強してみる】

姓名判断を参考にしようと思ったこともあるんですよね。

ただ、名前単体で決めるわけではないです。

その人の生まれ日にとって、良い名前というものがあるのです。

注・なのでネットの無料姓名判断で、当たった当たらないのやっても意味はありません。

が、それにも流派がたくさんあって、どれが自分に合うのかはよくわからないですね。

それと姓名判断で「良い名前、悪い名前」というのがあるんですが、これ、何が良いのか悪いのかは、その占い師さん個人によってかなり解釈が違います。

Aさん　大金持ち！　破産！　また大金持ち！　一生そのくり返し。

Bさん　一生安泰で無事故無違反だけど、心の中は不満でいっぱい。

これ外から見たらBさんが「良い」とされそうだけど、どっちが幸福か不幸かは、その人個人でないとわからないですよね。

私(女性)の場合、専業主婦で一生安泰で、子孫にも恵まれるなんて名前、いらないわけですよ。

くそみそBLコメディを書いて、重版してコミカライズ化して、左うちわで暮らせるような名前をつけたいなぁー。

でもまあ、中には興味深い意見もあって……。

・その人の弱点を補う名前がよい。

自己主張が強くて「オレが、オレが」な人は「静夫（しずお）」とでもつけるのがいい。

・あまりにも良すぎる名前は悪い。

どこからどう見てもパーフェクトな画数の名前は、かえって伸びない。

日光東照宮の陽明門は、一本の柱をわざと逆さにしてるそうです。

「物事は完璧であるとかえって魔が差す」からだと。

それと同じ考え方ですね。

それともう一つ聞いたことがあって、

・どれほど良い名前でも、その人に合ってない名前は、だんだん使う気が起きなくなる

だそうです。

ほぉ～。

他にもいろいろ考えた名前があって、それで投稿してたりもしたんですが、結果はサッパリ出ないし(それは実力のせいだろうが)

私もだんだんその名前に対する愛着がうすれてきて、確かに使う気がなくなりましたね。

【簡単な漢字にしたくなった】

猿田夕記子はけっこう気に入ってたんですが、最近は「猿」の字画が多くてごちゃごちゃすると思うようになりました。

猿田とか猿渡とか、小説内人物にはけっこう使う名前だと思うんですが、ペンネームとしてはどうか？

「サル王子の冒険」(ウォルター・デ・ラ・メア)なんて小説が書けなくなってしまうではないですか。

注・現在は「ムルガーのはるかな旅」と改題されています。

ところで龍胆寺雄（りゅうたんじゆう）って作家を知ってますか？　シャボテンで有名な。

この方、今の検索時代でものすごく損をしてますよね。

龍胆寺雄、竜胆寺雄、龍膽寺雄と三種類も表記可能なのです。

さらにはこの「膽」の字をどう出すのだ、という問題もあります。

リュウちゃんの本を探すとき、とても困りますよ。

旧字体と新字体の区別がない、簡単な漢字がいいな～。

じゃ、松田。

ぜったい読み間違えないし、あっさりしてるし、どうでしょう。

まあ、とりあえず使ってみればいいですよね。

そうすれば自分に合ってるか、愛着がわくかどうか、わかるはずです。

というわけで、今日から私は

松田（まつだ）夕記子（ゆきこ）です。

よろしくお願いします。