概要
春を売る男と影のある男
人が寄りつかないような暗くて寂れた町外れの一角。オンボロ安アパートから徒歩6分。今にも潰れそうなコインランドリーがあった。ガタンガタンと煩く鳴り響く洗濯機、グラグラと揺れて落ちそうな乾燥機、カチカチとボタンを押しても動かない扇風機。今にも切れそうな蛍光灯を眺めながら、遥真は洗濯が終わるのを待っていた。そこは人気のないコインランドリー。いつもと変わらない音、景色、匂い。違うのは、そこに見知らぬ男がいるという事。ボロいコインランドリーに高級なスーツを身に纏った身綺麗な男がひとり、洗濯機に洗濯物を放り込んでいた。そしてふと気付く。男の右手袖口に血が付いている事に。
夜の街に溶け込んでは春を売る青年と、ボロいコインランドリーに足を運ぶ影のある男。扇風機の壊れた熱帯夜、コインランドリーで出会った青年と影のある男とのお話。
夜の街に溶け込んでは春を売る青年と、ボロいコインランドリーに足を運ぶ影のある男。扇風機の壊れた熱帯夜、コインランドリーで出会った青年と影のある男とのお話。
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