アルカディア・ゲート

自身の生に意味を感じられない主人公が、本当の命をかけたデスゲームに身を投じていくお話。

ストーリーは常に緊迫感があり、ドキドキしながら読み進めていけるのが魅力です。

小学校からひきこもっている、不健康なゲーマー（女の子）が、仮想空間上のデスゲームに招待される話です。
仮想空間で行われるゲームですが、ゲーム内で死んだら、現実でも命を失う設定です。

デスゲーム内で死に直面することで、生きていると実感して参加する主人公・結月の、ある種、自傷行為的な感覚が痛ましくもあり、共感もできる作品です。

現実世界では他人との接点のない女の子が、命をかけたゲーム内で出会う同世代の人々との関係性を通して、他人に対する感情が芽生えていくさまに、「がんばれ！」と思っております。

デスゲーム全クリアできるのか？
また、彼女がどんなに成長しているのか？
最後に、彼女が現実世界で…続きを読む

主人公には情熱がない、けれど、決して無気力なわけではなく、強い心を持っている。

そして、繰り広げられるデスゲーム。
やらなければやられるという恐ろしい場面でも主人公は冷静で……。

普通こういうのって、わりとパニックになったり、不安や緊張でハラハラしてしまうのだけど、主人公が冷静なので、とてもカッコいいです。

そして負けた側にもドラマがあり……。

どんな結末を迎えるのか、楽しみにしながら読める作品です！

VRMMOやデスゲームといった括りとは一線を画した作品でした。
この辺りのジャンルは似たような作品が多くて少し辟易していたのですが、この作品は全く別物です。
それでもデスゲームのテーマでもある人間模様は丁寧に描かれていて、ぐいぐいと話に引き込まれてしまいました。

最初はダーク寄りのデスゲームかと思ったらそこまでダークでは無い。

むしろ続きが気になって読み進めてしまう内容です。

参加理由も色々で様々な人間模様が見れます。また毎回参加者が変わる、ルールも違う等、飽きさせません！


ワンゲームが長過ぎず短過ぎずとても読みやすいのも良いです！　

何事にも情熱を持てないゲーム廃人少女の結月が、VRMMOデスゲームに挑む物語。

デスゲームらしく雰囲気はシリアスですが、そこまでダークという印象は受けませんでした。

負けていく者にも勝ち続ける者にもドラマがあり、ゲームの勝ち負けというよりもそちらのドラマの方が印象に残る作品です。

主人公の結月は情熱が無いとのことなので、作中も感情が掴みづらいのですが、今後ゲームを続けていく中で何か変化が起きるのかが気になります。

デスゲームの緊張感と人間ドラマを味わうことのできる作品です。

小学生の時から達観したうえに死すら恐れない少女が挑むVR系デスゲーム。

行われるゲームは実際のテレビゲームのような内容
ですが、そこで死ねば現実でも死ぬ…

皆参加したのには何かしらの理由があるのでしょうが、主人公の参加理由は新しすぎますね。こんな主人公見たことない。

冷静に対処していく彼女ですが、別に無敵ではありません。

ゲームの達人たる主人公の少女は、このデスゲームをどう攻略していくかが見ものだと思われます。

ゲーム内容も変わるので、デスゲームやVRゲームの好きな方、あと、ダークやシリアスなストーリーが好きな人におすすめできるかと